子供の発達について不安になり相談や発達の検査をしたいけど、どこで検査(診断)するのかわからなかったりしませんか?
最近では発達障害の理解も増えてきましたが、グレーゾーン(境界性知能)だと周りに気付かれにくいし、検査(診断)も難しいのでパパ、ママも不安になりますよね。
・知的障害の基準と境界性知境界知能(グレーゾーン) 知的障害の基準は自治体によって違いますが、大阪市では知能指数(IQ)が51以上75以下だと知的障害に当てはまります。 ・境界性知能(グレーゾーン) おおむね知能指数(IQ)75〜85未満の層に対して使われます。 平均的でもなく知的障害でもない知能指数(IQ)レベルでグレーゾーンと呼ばれます。 知的障害と認められるのは知能指数(IQ)75未満なので、境界性知能に発達障害の診断はつきません。
詳しく検査したいけど、障害だと言われるのが怖いとなかなか一歩踏み出すことができない人も多いでしょう。
この記事では、発達相談や検査(診断)をする施設、検査内容や費用、検査(診断)するメリット・デメリットを解説します。
子供の発達について不安のある人、検査(診断)について詳しく知りたい人は参考にしてください。
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【療育ママの体験談】発達障害に気付いたきっかけは言葉の遅れ。私たち家族が発達障害と向き合うまで
子供の発達検査(診断)は受けたほうが良い?
子供の発達検査(診断)を受けるか迷っていませんか?
周りから言われたり、自分で調べて症状に当てはまっていて不安になっている人も多いでしょう。
しかし発達障害の検査(診断)は、子供の将来に大きな影響を及ぼす可能性があります。
早期に検査(診断)して適切な支援を受けることで、子供の成長と学習能力を最大限に引き出すことが可能です。
検査をするか迷っている人のために、まずはメリット・デメリットについて解説します。
発達検査(診断)を受けるメリット
- 子供の苦手の原因を知り、正しくアプローチできる
- 必要な支援を受けられる
- 育児の安心材料になる
- 相談先が見つかる
最大のメリットは発達の検査を受けることで、その子供の特性に合わせたサポートや必要な支援を受けることができます。
障害児向けの福祉サービスや学校に合理的配慮の依頼をすることができます。
また、発達障害の特性を親のしつけや努力が足りないと言われることもありますが、まったくそんなことはありません。
生まれつきの脳機能の障害なので親や子供、育て方のせいではないので安心してください。
もしなにか不安や心配があっても相談する相手がいれば安心できますね。
発達検査(診断)を受けるデメリット
- 障害があることを認める必要がある
- 早期過ぎると診断がつかないこともある
- 過剰な心配、配慮をしてしまうことがある
検査(診断)を受け、発達障害だと診断されれば親や子供は「障害がある」ことを認めて理解していかなければいけません。
また早期発見が大事ですが、早すぎてしまうと、障害の特性か子供の性格によるものなのか見極めが難しく、経過観察や誤診される可能性があります。
障害と認めてしまうことにより、過保護になってしまい子供の行動を制限して将来の自立を阻害してしまうこともあるので決断は難しいですね。
しかしメリット・デメリットを比べて、早い段階から発達障害の検査(診断)を受けることで子供がつまずいてしまう前にサポートすることができます。
また子供の特性に合った支援を受けることで、二次障害を予防することも可能になるのです。
子供になにか不安や悩み事があれば、その原因や対策を知るためにまず検査(診断)をすることをオススメします。
\二次障害について詳しくはこちら/
大阪市の発達検査(診断)を行っている施設
子供の発達障害の検査(診断)は
\大阪市で診断ができる施設を探すならこちら/
ちなみに私が行ったところは「大阪市こども発達相談センター」です。
ここでまず、子供の発達相談をして検査申請を出してから「希望の森クリニックで検査(診断)を受けます。
個人差がありますが相談、申請、検査をするまで約1ヶ月かかりました。
機関によって、検査内容や料金、検査日までの待ち時間などが異なるので、よく見比べて検査(診断)したいですね。
発達障害の症状が出やすい年齢
発達障害の症状は、比較的に幼少期ごろから症状が出やすいです。
しかしその具体的な年齢は、子供の成長と発達のペース、そして障害の種類により異なるので診断が難しいことも。
例えば自閉症スペクトラム障害(ASD)は乳幼児からみられることがあります。
診断を受けた年齢で一番多いのが3歳と言われています。
ADHDは原則として12歳までに症状が出やすいです。
診断を受けた年齢で一番多いのが8~10歳と言われています。
ASDは比較的幼いころから症状がでますが、ADHDは子供の年齢によるものなのか、障害の特性なのか判断が難しく、早くても4歳以上でないと判断ができないことが多いようです。
発達検査(診断)の流れ
発達障害の診断は国際的な診断基準であるアメリカ精神医学会のDSM-5やWHOのICD-10を使って検査するのが一般的です。
他にも心理検査と発達検査があり、より細かく診断ができるようになっています。
主な診断の内容は「問診・行動観察」と「検査」で、診断が出るまでの期間は1~2か月程度かかることが多いです。
発達検査の費用
発達検査の費用は、子供の症状や医療機関によって異なります。
医療機関のサイトを参考にすると、目安は1.5万円~4万円(全額自己負担の場合)が多いようです。
しかし、保険適応の検査や、子ども医療費助成制度など利用できる可能性もあるのでよく確認してください。
発達障害の診断が出たら療育手帳をとるべき?
発達障害の診断がでたらショックを受けたり、この後どうすればいいか迷いますよね。
診断を受けたら、次は子供の環境に合った適切な対応ができる療育をオススメします。
療育とは、障害のある子ども一人ひとりの発達段階や特性に応じ、将来の自立に向けた支援を行うことです。
また診断が出ていなくても受けられる支援はたくさんあるので、必ず検査を受けて療育手帳を受け取らなければいけないわけではありません。
\療育手帳のメリット・デメリットについてはこちら/
【療育手帳は必要?】メリット・デメリットと受けられる公共サービスを解説
まとめ
今回は、発達障害の検査や内容、費用についてお話ししました。
我が家も発達障害だと信じられず、検査を受けようとは思いませんでしたが、私たちだけで子供の対応をすることは難しく、限界がきてしまいました。
それから子供を療育に通わせていると、子供自身も楽しそうにしているし、できることが増えてきたので、今は検査を受けて良かったと思っています。
子供の将来のために、今できることを少しずつ増やしていきましょう。
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