でこぼこ兄弟ブログ

4人のでこぼこ兄弟の日常や家事、育児のお役立ち情報を書いています!

【超早期療育プログラム】 全身を使った遊びを1歳半と4歳に試してみた【体験談】

我が家の子供達は知的障害の診断を受け療育に通っています。

そして、最近見つけた超早期療育プログラムという赤ちゃんからできる療育本を見つけ、1歳半のシローに試しているところです。

\シローに超早期療育プログラムを試している様子はこちら/

【体験談】発達が気になる赤ちゃんにやってあげたいこと。 気づいて育てる超早期療育プログラムを1歳半に試してみた

まだ始めたばかりで、効果は薄いですが、私の言葉を真似しようとする喃語は増えてきたように感じます。

また自傷行為は以前より回数は減りました。

前回は、子供の問題行動に対しての対応や、改善をメインにしましたが、今回は体と脳の発達を促す全身を使った遊びを紹介します。

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発達障害があると手先が不器用な子が多い?

発達障害の子供は不器用が多いと言われていますが、我が家の子供達は療育の先生にほめられるくらい器用です。

これは子供によって変わってくると思いますが、手先が不器用な場合は手や指を動かす遊びをたくさんする必要があります。

例えば、粘土や砂場遊びやお絵描きなど日常的に楽しみながら取り組めるように工夫するとやりやすいですね。

我が家の子供達は今、工作にハマっていてそこで手先を使う練習になっています。

また手先を動かすほかに、全身をまんべんなく動かすことも大切です。

なので次に室内や室外でできる全身運動を紹介します。

これは、0〜4歳の子供にできるのでサブロー(4歳)とシロー(1歳半)が対象ですが、上の双子(6歳)も楽しそうに参加しています。

我が家の子供達の体験談を交えて紹介していきます。

 

全身運動(室内編)

この運動は1歳〜4歳が対象です。

しかし対象年齢以外の子供でも楽しめるものだと思います。

 

タオルボート(1歳〜2歳)

大きなタオルなどに子供を腹ばいにして寝かせて、親がタオルの端を持って引っ張る。

我が家の場合、これは布団で試しています。

我が家では布団を敷く、畳むときに子供達が飛びついてくるんてすが、それをはがそうとするのは大変です。 なので、そのまま布団を上に上げて引きずり落とします(笑) 子供達も楽しそうにしがみついて離れないので、これは力をつけるのにいいのでは?と考えました。

 

お馬の親子競争(1歳〜2歳)

大人と子供が馬(はいはい)の状態になって、「パカパカ」と競争する。

他にも、いもむしコロコロやトランポリンやバランスボールなど使って体を使うと効果的です。

発達障害の子供は、体の動きがぎこちなく、手足と全身の動きを合わせる(協調)するのが苦手な子が多いと著者は言います。

そのために、自分の体を支えることができず、フニャフニャになってしまうのです。

なので日常的によく歩いたり、動くことで、体を動かす楽しさを知ってもらいながら、筋肉や力をつけていきます。

 

キャッチボール(3歳〜4歳)

大きいボールなら小さい子供も受け取りやすいですね。

受け取れず転がっていったら、「とってきて」と子供に取りにいかせる。

1歳半のシローは、ボールを軽く投げればキャッチできます。 ボールを受け取れなかったら、「ボールちょうだい」と言って取りに行かせています。

 

けんけんぱ(3歳〜4歳)

「ケン」はマルを1つ、「パッ」はマルを2つ地面に書いてその通りに飛ばします。

小さくなってジャンプ(3歳〜4歳)

大人はタンバリンを持ち、子供はしゃがませて体のバネを使い、タンバリンに届くようにジャンプさせる。

我が家では、4歳サブローにお菓子を使って試しています。 ふざける場面もありますが、おかしなど自分が欲しいものに対して、夢中でジャンプしてお菓子を取ろうとします。 1歳半シローは、まだジャンプができないのでさせていませんが、練習中です。 ジャンプと言うより、しゃがんで立つを繰り返しています。

 

園や集団遊び(室外編)

1人遊びが多い、勝手な行動を取ってそまう子供にオススメです。

 

輪っかを使って順番を守る

床に足型や線を書いて1人ずつ前に移動する。

荷物運び

新聞や紙をボールサイズにして色を塗る。

同じ色をかいたカゴを用意して、同じ色のカゴに運ばせる。

 

他にも大きな絵を使いかるたやオセロゲームなど遊び方はたくさんあります。

 

園や集団行動で、人とのかかわりを持つ

人間関係を学んだり、集団で行動することが苦手な子供にオススメです。

 

集団で遊ぶときはルールを決める

まず、子供が負けても騒いだり、ケンカしたりさないようにルール(約束)を決めましょう。

それでも騒いだりした場合は、落ち着くまで待って、落ち着いたら約束を言葉で確認します。

 

無理に体を動かすことをせず、楽しく遊べるようにする

早く慣れてほしい、できてほしいと気持ちが焦り、子供に無理をさせてしまうこともあるでしょう。

しかし、ここで無理をさせず子供のペースで行うようにしてください。

この全身運動を使った遊びを、サブローとシローは楽しそうに参加しています。

多分体を動かすことが好きなので、集団行動はまだまた怪しいですが、トランポリンやタオルボートは合っているようです。

好きな遊びで体を動かしたり、集団行動が苦手な子供におすすめですが、それ以外にも誰でも使える遊びが紹介されているので、ぜひ試してみてください。

 

\シローの問題行動の頻度と今の様子はこちら/

【超早期療育プログラム】問題行動が減ってきたシローの様子と最近ハマったもの

【療育ママ・パパ】子育て体験談を募集します

いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。

この記事では、発達障害の子供を育てるママ・パパに子育てや療育などの体験談を募集します。

私も4人の知的障害児を6年ほど育てていますが、まだまだわからないことばかりなのて、色々話を聞いて勉強させてください。

また私だけでなく、皆さん情報収集、交流の場になれば嬉しいです。

たくさんの応募お待ちしております!!

 

募集内容

  • 体験談はコメント欄に書き込んでください。
・オススメの施設や療育おもちゃ ・家事・育児で役にたったもの ・子供の療育や相談などでこんなことで苦労した ・こんなことができるようになって感動した!!など
  • コメントは承認制なので、アンチコメや不適切なものは削除します。ご了承ください。

皆さんの体験談をお待ちしております!!

【大阪市】発達障害の子供のための専門療育機関とは?利用方法と申込み方を解説

子供が発達障害だと診断されて、療育に通う人も多いでしょう。

我が家も4人の子供がそれぞれ知的障害の診断を受けて療育に通っています。

\子供の発達の遅れに気付いたきっかけと発達検査を受けるまで/

【療育ママの体験談】発達障害に気付いたきっかけは言葉の遅れ。私たち家族が発達障害と向き合うまで

療育には、日常生活をスムーズに行うための支援や遊びを通したコミュニケーション能力の向上、運動機能の向上、認知能力の向上などさまざまな内容が含まれています。

また、子ども本人だけでなく、家族支援や地域支援など幅広い支援を含む場合もあります。

\保護者が障害の特性や対応を学べるペアレントレーニングはこちら/

【ペアレントトレーニング】メリット・デメリットとおすすめ施設を紹介【大阪市】

発達障害の子供は、日常生活や学校生活で困りごとが多く、個別の支援が必要な場合が多いです。

自閉スペクトラム症ASD)や、アスペルガーの診断を受けた子供に対して、専門的な個別療育と保護者の研修を行うのが、今回紹介する大阪市の専門療育機関です。

この記事では、専門療育機関の対象者、内容や利用期間、費用、申し込みから利用までの流れを解説します。

専門療育機関の対象者

専門療育機関を利用するためには、以下の対象者である必要があります。

①令和6年4月現在、3歳児(年少期)〜小学校3年生までの子供

平成27年4月2日〜令和3年4月1日生まれの子供】

大阪市内在住の子供と保護者

医療機関で医師から自閉スペクトラム症ASD)・自閉症アスペルガーと診断を受けた子供

障害の疑いと診断された場合は申し込みできません。また、1度専門療育を利用したことがある人も申し込みできません。
①〜③に当てはまる子供と保護者が対象になります。

保護者と子供が受けるそれそれの療育内容

子供の発達の状態や障害の特性に応じて、個別の支援プログラムに基づく療育を専門家と共に行います。

そうすることで、子供の身辺自立や集団への適応、コミュニケーションや学習などの力を伸ばすことが目的です。

また、療育には保護者も参加し、療育で身につけたことを日常生活の場に広げていくことを目指します。

では次に、それぞれ行われる療育の内容を説明します。

 

個別の療育

自閉スペクトラム症の特性を踏まえ、子供の自立や集団に適応する力を伸ばすために支援プログラムに基づく療育を行います。(1時間程度)

 

親子通園

保護者が療育を通じて子供の特性を理解し、療育場面で身につけたことを日常生活に取り入れていくとを目指します。

ぼっちママ
ぼっちママ
個別の療育と親子通園は、概ね2週間に1回の療育を年間20回行います。

 

保護者研修

自閉スペクトラム症ASD)の特性について正しく理解して、その特性に配慮した対応が日常的に行えるように支援されます。(月に1回程度で10項目)

この専門療育ではきょうだい児の同伴はできません。

ぼっちママ
ぼっちママ
ちなみにきょうだい児とは、重い病気や障害のある兄妹姉妹をもつ子供のことです。

 

利用期間と各専門療育施設

利用期間は1年間で、必ず保護者同伴で継続した通所と保護者研修への参加ができることが必要です。

利用開始は4月または9月と専門療育機関によって異なりますので、注意してください。

申し込み順に利用可能な時期になったら発達障害者支援室より電話が来ます。

各療育施設

児童デイサービスセンターan

アクセス:阪急「十三」駅下車、東出入口から出て徒歩約10分

電話:06-4862-5454

FAX:06-4862-5466

駐車スペースはないので、車の場合は近隣の有料駐車場をご利用ください。

児童デイサービスセンターan HP

 

大阪市更生療育センター

アクセス

・電車:地下鉄谷町線喜連瓜破駅下車、一番出口を出て右に歩き、ライフ側に向か信号を渡った100メートル先で到着

・バス:出戸バスターミナル方面(シティバス4系統)または、三宅中方面(シティバス5系統)に乗る人は喜連西池前で降り、左へ歩いて、1つ目の信号を渡り、さらに業務スーパーに向かう信号渡って、右へ100メートル歩くと到着

・車:阪神高速松原線、喜連瓜破出口を下車、1つ目の交差点を右に曲がり、さらに1つ目の交差点を右に曲がり、少し進むとファミリーマートがあるので、そこを右に曲がって進んだ右側の入り口です

電話:06-6797-6681(更生部門)

06-6797-6682(療育部門)

FAX:06-6702-4492(部門共通)

大阪市更生療育センターHP

 

bonキッズ谷町

アクセス:大阪市営地下鉄谷町六丁目駅下車、徒歩約5分

小畑第2ビル403号室 401号室

電話/FAX:06-6765-5539

営業時間:月〜金曜日  10:30〜17:30

bonキッズ谷町HP

 

bonキッズ北堀江

アクセス:地下鉄千日前線西長堀駅、5番出口より徒歩1分

駐車場はないので、近隣の有料駐車場を利用してください。

電話:06-4390-4171

FAX:06-4394-7003

営業時間:火、水、木曜日10:00〜1800

土曜日10:30〜16:30

bonキッズ北堀江HP

 

じらふ中居(ライフサポート)

アクセス:JR阪和線「長居」駅より徒歩5分

地下鉄御堂筋線「長居」駅より徒歩10分

駐車場はないので、近隣の有料駐車場を利用してください。

電話:06-6655-0141

FAX:06-6655014

営業時間:火〜土曜 10:00〜18:00

じらふ中居(ライフサポート)HP

 

大阪発達総合療育センターあさしお園

アクセス:地下鉄中央線 朝潮駅7番出口より徒歩5分

電話:06-6574-2521(月〜金9:00〜17:00)

FAX:06-6574-2524

大阪発達総合療育センターあさしお園HP

専門療育機関の費用

まず、専門療育機関を利用するためには子供の受給者が必要となります。

まだ持っていない人は、各区保健福祉センター福祉業務担当にて、【障がい児通所給付】の給付申請をしてください。

\療育手帳や受給者証の申請方法について詳しくはこちら/

【療育手帳は必要?】メリット・デメリットと受けられる公共サービスを解説

 

利用料金

一定の負担が必要になりますが、月額負担上限額の設定や、軽減措置があるので、負担上限金額内で利用できます。

保護者の研修は無料です。

 

専門療育機関の申し込み方法

郵送かオンラインで申込みをします。

電話・FAX・メールでの申込みはできません。

 

郵送の場合

①専門療育機関利用登録申込書をダウンロードします。

発達障害のあるおこさんのための専門療育機関を機関の所在地利用登録ダウンロードはこちら

➁利用登録申込書を、大阪市立心身障害者リハビリテーションセンター 発達障害者支援室に提出します。

 

オンラインの場合

大阪市行政オンラインシステムにログインして申請します。

大阪市行政オンラインシステムはこちらから

オンラインの手続きには、会員登録が必要ですが書類を送る手間は省けるので、便利ですね。

 

申込み〜利用開始までの流れ

では、申し込んでから専門療育機関で療育を受けるまでの流れを説明します。

①療育の利用開始の案内は申込み順です。

利用可能な時期になったら、発達障害者支援室より電話がきます。

利用案内の電話時期の目安

4月開始:1月〜2月ごろ

9月開始:6月末〜7月ごろ

➁専門療育機関から説明会などの案内があります。

③説明などのあと、専門療育機関と契約して、療育が決定します。

④専門療育機関との契約・面談・アセスメントなど行われて、療育の利用開始になります。

申込み・問い合わせ先はこちら

大阪市心身障がい者リハビリテーションセンター  発達障害者支援室 〒547-0026 大阪市平野区喜連西6-2-55 電話(06)6797-6560

 

専門療育機関まとめ

専門療育機関は、障害や発達の気になる子どもに対して、日常生活や社会生活に適応するための支援を行う施設です。

療育は「治療」と「教育」を掛け合わせた言葉で、健康・生活、運動・感覚、認知・行動、言語・コミュニケーション、人間関係・社会性を学ぶプログラムが組み込まれています。

専門療育機関は、子どもの発達を促進し、家族の負担を軽減するための有効な支援です。

まだ月齢が低く、療育に行こうか迷っている人にも自宅でてきる超早期療育プログラムなど遊びながら、子供の発達を促していくものもあります。

\シローにも試している超早期療育プログラムについて詳しくはこちら/

【体験談】発達が気になる赤ちゃんにやってあげたいこと。 気づいて育てる超早期療育プログラムを1歳半に試してみた

家庭や子供の状況に合ったところで、無理なく探してみてください。

【超早期療育プログラム】問題行動が減ってきたシローの様子と最近ハマったもの

我が家の4男のシロー(1歳半)は、療育に通っています。

発達検査は未診断ですが、首振りや自傷行為、言葉が出ないなど気になる行動を見せるためです。

\シローの気になる行動や療育の様子はこちら/

【療育ママ】療育に通う兄弟の様子と変化。シローの気になる首振り行動の意味は?

他の兄弟も知的障害の診断を受けて療育に通っています。

実はこの療育に通っている以外に、家でもできる遊びながら子供の発達を促進するという超早期療育プログラムという本を見つけ、子供達に実践中です。

\超早期療育プログラムについて詳しくはこちら/

【体験談】発達が気になる赤ちゃんにやってあげたいこと。 気づいて育てる超早期療育プログラムを1歳半に試してみた

これは主にシローに行っていますが、6歳まで実践できる方法なので、他の兄弟にも取り入れています。

 

ぼっちママ
ぼっちママ
この超早期療育プログラムは、自閉症スペクトラム障害ASD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害などにそれぞれの特性に合わせた遊びが紹介されています。

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超早期療育プログラムを実践中のシローの変化

まだ始めたばかりですが、シローの様子は少しずつできることが増えてきました。

まず、療育や超早期療育プログラムを始める前は指差しなどせず、たまにクレーン現象を見せたりしましたが、今では自分の好きなものや気になったものに対して、何度も指差しして、「あー」と言うようになりました。

また私の服や手を引っ張って、ほしいものをアピールしてくるように!!

自分が欲しいもののところまで、服を引っ張ったりしたことはなかったので、嬉しい変化でした。

 

言葉はまだ出てこない様子

アピールしたり、指差しはするようななりましたが、理解できる言葉はまだ出ません。

喃語を言ったり、たまに言葉を出しそうな感じはするのですが、なかなか聞き取れません。

「まんま」と私が言っても「ぱぱ」と笑いながら言うので、わざとなの?と思いながら訂正する毎日です。

また自傷行為である頭を叩いたりする頻度も減りましたが、首振りはまだ続いています。

これは本人が楽しんでやっているのかなと思いますが、クセになってしまう前に止めてほしいので、注意して観察しています。

渡しの場合、このときは声掛けをしたり、他のことに興味を向けたりして回避しています。

 

指差しができるようになったのはシローが夢中な電車のおかげ?

最近シローが夢中なもの、それは電車です。

家の近くや療育施設から電車を近くで見ることができるのですが、これにシローがハマったみたいで、電車が通るたびに指差ししています。

自転車や車で走っているときも、療育を受けている途中でも、電車が通る音を聞けば見えないのに「あー」と反応しています。

多分、この電車がキッカケで指差しをするようになったのかなと思いました。

 

興味が出てきた色々なものに指差しするようになったシロー

この電車のおかけで、自分の興味のあるに指を指して教えてくれるようになったので、他にどんなものが好きなのか探している最中です。

今シローが指差しするものが

  • 電車や車
  • 絵本の動物(主にアヒルやゾウ)
  • 道端の植木鉢、道路

です。

救急車や消防車なども好きなようで、よく反応しています。

ここで疑問なのが、救急車や消防車など走っているときは喜んではしゃぐのに、止まっているときは反応なし…

消防署まで行って、近くで見てもサブローは「帰る」と言うのです。

シローもすぐに飽きるのか、別のところをみたりします。

やはり動いている車じゃないと反応が薄いのか…

これは仕方がないので、「帰る」コールがでたらすぐ帰るようにしています。

 

超早期療育プログラムをして良かったこと

他の兄弟たちと通う療育と併用していた超早期療育プログラムですが、やはり早いうちに始めて良かったと思っています。

双子や三男のときは、なかなか発達の遅れに気付くことができず、療育を受けるのに時間がかかってしまいました。

\子供達の発達の遅れに気付いたキッカケはこちら/

【療育ママの体験談】発達障害に気付いたきっかけは言葉の遅れ。私たち家族が発達障害と向き合うまで

このとき、もっと早くから発達の遅れに気づき、対応していればまだここまで周りと遅れを取ることも無かったかもと考えてしまいます。

シローは今後どうなるかわかりませんが、親として今のうちにできることをしていこうと思っています。

もし、子供の発達について不安になっていたり、周りから指摘されたりしたら、この本を参考にしてみてください。

【体験談】発達が気になる赤ちゃんにやってあげたいこと。 気づいて育てる超早期療育プログラムを1歳半に試してみた

あなたは今、子供の発達が気になったり不安に思うことはありますか?

  • 話しかけても視線が合わない
  • 理由が分からない癇癪を長時間起こす
  • 絵本に興味を示さない
  • ちょうだいと言っても手に持ったものを渡してくれない

など心配ごとは尽きませんよね。

私も4人の子供がいて、それぞれ知的障害の診断を受けて療育に通っています。

そんな兄弟の中で、4男のシローは1歳半で発達検査は未診断ですが、気になる行動はいくつかあります。

今回はそんな私と同じ悩みを持つ人にオススしたい本を紹介します。

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早期療育プログラムとは?

この発達が気になる赤ちゃんにやってあげたいこと。気付いて・育てる超早期療育プログラムは、発達障害の有無に限らず、子供の発達や行動が気になっているすべての人にやってあげたい子育て法です。

著者によると、0歳という脳の機能が育ち始める乳幼児期が1番効果が現れやすいとされ、脳の育つ力を助長させる効果があると言われています。

また療育を早くから始めることにより、二次障害の予防も期待できます。

 

\二次障害について詳しくはこちら/

【二次障害】ADHDと自閉症の特徴と予防方法を解説

 

保険センターや子育て相談などで、療育を勧められり、少しでも子供の発達が気になったら、まずこの本を読んで実施してみてください。

我が家のシロー(1歳半)も気になる行動があり、実際にこの本を使った遊びを試してみましたが、本当に簡単で誰でもできる遊びばかりでした。

 

\シローの気になる行動と療育の様子はこちら/

【療育ママ】療育に通う兄弟の様子と変化。シローの気になる首振り行動の意味は?

 

この本を読むことによって、子供の発達に対する適切な対応を学び、また実践することで問題行動の改善を目指し、周りの環境に適応できるようになります。

黒澤礼子さんは、公認心理師臨床心理士、臨床発達心理士です。東京大学筑波大学を卒業し、聖徳大学、法政大学、神奈川大学などで講師を務めました。現在は順天堂大学医院小児科で心理・療育相談を行っています。

発達障害は低年齢に現れる脳機能障害

発達障害は低年齢に発現する脳機能の障害で、この脳機能のバランスが悪いと周囲の環境、特に社会的環境への適応が難しくなります。

発達障害について詳しくはこちら/

発達障害の特徴と分類は?子供の年齢別サインを見逃さないために療育ママが見つけたチェックポイント

自閉症スペクトラム障害

社会的なコミュニケーションや交流の力が弱い。人とのやりとりや、関わりが苦手

・行動や興味、活動が限定されていて、反復的な行動や言葉がみられる

・流れる水やくるくる回る物に目を奪われたり、手をひらひらさせたり、本人がくるくる回ったりする

以前は自閉症アスペルガー症候群あるいは広汎性発達障害などと言われていました。 人に興味を示さないので、人と関わることの楽しさに気付かせるのが療育の目標です。 新しいこと、変化が苦手でこだわりも強いので、折り合いのつけかたを学んでいく必要もあります。

注意欠陥・多動症ADHD

不注意

人の話を聞いていない、気が散りやすい、忘れ物が多いなど

多動

じっとしていない、部屋を飛び出す、姿勢の保持ができない

衝動性

我慢ができない、1番になりたがるなどから自分勝手でワガママにみえる

集団の中で、自分の気持ちを抑えて一緒に行動することが難しく、トラブルが起きやすいタイプです。 我慢や協調性を少しずつ身につけていきます。

限局性学習症(LD)

読み、書き、算数が苦手。しかし全部が苦手なわけではなく、部分的

話す、聞く、運動が苦手なことも

小学生になると学習面で苦手なところが目立っています。 幼児のうちでは、絵を描く、手先を使う作業、運動などが苦手なので、早めの対策が重要です。

これらの発達障害の特性には、本人も周りも苦しい思いをしないために早めに対策を取らなければいけません。

この発達の遅れをなるべく早く気づき、育てることで環境に適応していく力を育てることが大切なのです。

それが療育であり、療育とは治療+教育を合わせた言葉です。

療育は、赤ちゃんの興味や関心をもとに行い、できることは伸ばし、できないことは無理をせず楽しく刺激を与えて成熟を目指します。

このとき、目標は高くせず、子供に合わせて少しずつ上を目指すスモールステップで、できることを増やしていきます。

\療育を受ける我が子の様子はこちら/

【療育ママ】知的障害の兄弟がほしいものは?療育の様子と日常

 

超早期療育プログラムの参考はESDM

ESDMとは、1歳から始められる超早期療育プログラムのことで、自然な関わりの中で赤ちゃんに働きかけ、その発達を促すことが学術的に証明されています。

ESDMは、発達障害のなかでも、自閉症スペクトラム障害に有効とされ、特に認知、情動、言語の発達を加速させたり、赤ちゃんの遊びのなかで、コミュニケーションスキルを基軸として伸ばすことで、他の機能も発達すると考えられます。

しかし、無理にトレーニングを行うのではなく、子供が好きな活動をしながら自然に関わりを求めてくるように、積極的に子供に働きかけなければいけません。

それによって人とやりとりする力を身に着けていくことがポイントになります。

また0〜3歳までの赤ちゃんに人と関わる力、気持ちのコントロール、思考力、想像力、身体機能、団体行動する力を身につけることが中心ですが、5歳まで活用することが可能です。

 

ESDMと様々な療育法を合わせて作られたプログラム

この超早期療育プログラムは、ESDMと他の療育法の良い所を合わせて作られました。

従来の大人が率先しておこなう療育とは違い、子供主導で、遊びや日常生活に組み込むことができるプログラムです。

子供が好きな活動をする中で、自然に関わりを求めてくるように、積極的に子供に働きかけて、人とやりとりをする力を育てていきます。

周囲が早く子供の違和感に気付くのは、人との関わる力の有無で、特にアイコンタクトが取りにくいことです。

アイコンタクトは人に興味を向けて、その人の行動を真似し、多くのことを学習していくために必要なものです。

なので、最初は親子でふれあい遊びから始め徐々に関係性を深めていくことで、より療育の効果を高めることができます。

 

超早期療育プログラムを1歳半のシローに試してみた

我が家のシローは1歳半で、発達検査は受けていませんが兄弟で療育に通っています。

 

\療育に行くキッカケになった子供達の発達の遅れについてはこちら/

【療育ママの体験談】発達障害に気付いたきっかけは言葉の遅れ。私たち家族が発達障害と向き合うまで

 

しかし、たまに気になる行動をみせるのでこの本を使ってみることにしました。

簡単な遊びがイラストをみながら試すことができるし、ポイントや注意することも書かれていて、とてもやりやすかったです。

簡単にこの本の使い方と、実際にシローの発達のチェック項目をもとに試した遊びを紹介します。

 

超早期療育プログラムの使い方

  1. まずは子供の気になる行動をチェック
  2. てはまったページの遊びを実践する
  3. 他の気になる遊びもやってみる

 

1.子供の気になる行動をチェック

この本には、子供の発達の目安表や気になる行動のチェック項目があり、ここから指定されたページに飛びます。

ページには2章〜5章まであり、それぞれ発達障害の特性に対応した遊びになっています。

本書は自閉症スペクトラム障害以外にもADHDやLDの予防や改善も期待できます。

シローの気になる行動は

  • アイコンタクトがたまにとれない
  • 言葉が出ない
  • 自傷行為
  • バイバイしない
  • クレーン現象
  • なかなか寝ない、すぐ目を覚ます
  • 落ち着きがない
  • 理由のわからない癇癪を起こす

などです。

この結果から、指定されたページに進み、いよいよ実践していきます。

2.当てはまったページの遊びを実践する

子供との遊び、ふれあい方法を実践してみます。

目安は1日に1〜2時間、1ヶ月ほど集中的におこなうようにします。

嫌がるようなら他の遊びを選ぶようにして、無理にやらせないようにしましょう。

1.アイコンタクトがとれない場合

もともとあやしても反応が薄い子供もいますが、これは人に興味がないから目を合わさないと考えられています。

それでも名前を読んだり、抱っこ、歌を歌う、心と体の触れ合い遊びを心がけるようにして接すると、子供とのアイコンタクトがとれるようになります。

【例】 ・自分の顔をたくさんみせて、笑顔で話しかける。 ・自分の指先に、キラキラシールなど子供の興味があるものを貼り、目の近くまで持ってくる。目が合ったら笑う。
ぼっちママ
ぼっちママ
シローは「いないいないばあ」が大好きなので、これでアイコンタクトが取れるように意識しています。

2.バイバイしない場合

大人の真似をしてバイバイなどしないのは、その人に興味がないからかもしれません。

なので、まずは子供の動作を楽しそうに真似してみてください。

それをみた子供達は、大人に興味を持ってくるので、次に大人の動作を真似させます。

【例】 ・逆さバイバイしてしまうときは、子供の手を合わせたまま、大人と一緒にバイバイをすると、正しいバイバイに訂正できます。 ・子供のとなりに並んで、バイバイの真似をさせます。

バイバイ、バンザイなど大人の真似をするのは動作の模倣で発達段階の1つです。

どんどん大人の真似をさせてみましょう。

ぼっちママ
ぼっちママ
シローの手を持って手を振ってバイバイを教えていますが、まだできないのでこれからも続けて行きます。

3.クレーン現象・オウム返し

子供のやりたいこと、ほしいものを者写真や絵カード、実物などわかりやすいものを用意して、要求をわかりやすくします。

・オウム返ししかしない場合

言葉が出ないのは、大人との会話を真似することが子供にとって目的になっているのかもしれません。

子供のオウム返しには反応しないようにしましょう。

・クレーン現象をする子供の対応

自分のしてほしいこと、ほしいものを大人の手を引っ張って押し付けることで、要求するクレーン現象の場合、大人が子供の代わり言葉に出してみてください。

このとき、子供が言ってもおかしくない言い方をすることがポイントです。

【例】 ・子供の手を冷蔵庫まで持っていき、大人が牛乳ちょうだいと言葉にする。 ・実物(くつなど)持ってみせたり、絵カード、写真などみせて伝えてみる。

・言葉がでない

自然に声が出るような遊びを試してみます。(くすぐるなどの笑い声など)

子供が言葉をだしたら、大人も真似てみて、たくさん声を出すようにしてみましょう。

言葉と短いジェスチャーで、動作と言葉を結びつけるのも効果的です。

【例】 ・子供が「あー」と言えば大人も「あー」と声にする ・言葉→動作の順で指示を覚えさせる 座ってと指示→大人が子供を椅子に座らせる ・口を動かす遊びや体操をしてみる シャボン玉、あいうえおと口を動かす、水を口に含みプッと吐き出すなど

他にも周りの人や物に興味が出るような遊びや、手や指を動かすこと、体を使った遊びなど、簡単で楽しい遊びがたくさん紹介されています。

3.他の気になる遊びも試してみる

他にも気になったり、子供の興味がある遊びがあればどんどん取り入れていきましょう。

もちろん、発達障害の子だけでなく誰でもできるものなので、少しでも気になることがあれば試してみてください。

 

遊びを実践したシローの様子と結果は?

この本の遊びを実施してからのシローの変化は以下のとおりです。

まだ始めて数週間+療育に通っているところなのですが、シローとアイコンタクトをとれるようになりました。

言葉はまだ「あー」や「だー」しか出てこず、バイバイもなかなかできません。

しかし、私の言葉を理解して動いてくれたり、言葉や発音を真似したりするようになりました。

興味のあるものは指差しをしたり、自傷行為も気持ち少なくなってきたと感じます。

もう少し続けていかないと、結果はわかりませんが、今のところは良好だと思うので、このまま続けてみようと思います。

\療育開始からシローの発達の変化について詳しくはこちら/

【超早期療育プログラム】問題行動が減ってきたシローの様子と最近ハマったもの

子供の発達の悩みや、興味のある人はぜひ試してみてください。

療育と難しく考えず、子供との触れ合いや遊びと考えて楽しく取り組めていくことができるし、子供の不安も減らしていくことができると思います。

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【療育ママ】双子の卒業・入学式準備と放課後デイサービス探し

我が家の6歳双子はもうすぐ卒園式です。

子供の成長は早く、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

卒園式が終わればすぐに小学校の入学式なので、バタバタして準備を進めている最中です。

双子なので用意するものも2倍だし、就学準備を通販で買おうと思ったら、ほぼ売り切れで完全に出遅れています…

私のような出遅れた人は少ないと思いますが、早く準備をするようにしましょうね!!

 

双子は特別支援学級に在籍することに

我が家の4人の子供達はそれぞれ知的障害の診断を受けていて、療育に通っているので、双子の小学校は特別支援学級に在籍予定です。

6歳双子のイチローはグレーゾーン(境界性知能)、ジローは軽度知的障害(B2)で、周りにの子供達より勉強や運動が遅れていると感じるからです。

今は自分の名前をひらがなで書けたり、簡単な足し算はできますが、集中力が続かないのですぐに飽きたり、他のことをやりだして席を離れたり、声を出してします。

それを考えると、今の子供達にはサポートが必要になると思い、それぞれ合う環境や子供に合った方法で取り組める特別支援学級に決めました。

\授業参観をみたときの子供達の様子と感想/

知的障害の子供達の授業参観をみて思ったこと

 

 

知的障害の双子は通常学級に通えない?

通常学級とは通常の学級に在籍しながら、その特性に合った個別指導をつけるための教室です。

しかし通級による指導の対象者は、障害の程度が軽微であり、1部だけ指導を受けることにより、学校生活での適応が可能となる程度の児童生徒です。

これは比較的軽度の障害を持っている児童、生徒のことを言いますが、通常級による指導に知的障害は含まれいないので、双子が通常級に行くことは難しくなるかもしれません。

 

双子は小学校から放課後デイサービスを利用

また小学校に上がれば、今通っている療育ではなく、放課後デイサービスに行く予定なので受け入れ先を探さないといけません。

今4人は同じ療育に通っていますが、双子は6歳になるので療育ではなく、放課後デイサービスを利用することになります。

 

\療育の様子と兄弟の様子はこちら/

【療育ママ】療育に通う兄弟の様子と変化。シローの気になる首振り行動の意味は?

 

今まで4人で通えていた療育が2人になり、残りの2人は別の放課後デイサービスに通わなければいけない状態です。

この放課後デイサービスの利用開始までも手続きが面倒で、時間もかかってしまいます。

ぼっちママ
ぼっちママ
ちなみに療育と放課後デイサービスの違いは対象年齢で、療育は0〜6歳。放課後デイサービスは6〜18歳となっています。

 

放課後デイサービスの利用方法は?

この放課後等デイサービスを利用するまで、様々な手続きが必要になり、正直面倒です。

1.受給者証の申請

2.利用できるところを探す

3.事業者所と個別支援計画をつくる

4.受給者証を受け取り、利用開始

ここでようやく放課後デイサービスを利用できます。

手続きが多いし、子供に合うところなのか、方針はどうなのか見学で細かくみていく必要がありますね。

 

\受給者と療育手帳についてはこちら/

【療育手帳は必要?】メリット・デメリットと受けられる公共サービスを解説

私の場合、この受給者証をもらうまで時間がかかったので、もしこれから発達診断や療育、デイサービスなど利用するならこの受給者証は早めに申請しておくことをオススメします。

 

小学校に行くのを楽しみにしている双子

障害について色々調べていると、私はまだまだ勉強が足りないと痛感します。

しかし親としては子供が将来困らないように指導したり、周りの環境に慣れていくことは重要だと思うので、今のうちに私達ができることを精一杯していこうと考えています。

あとは双子が楽しく学校生活が送れることを楽しみにしています。

 

ADHDと自閉症の二次障害の特徴と予防策

  • 発達障害を持つ人達は、日常生活や社会生活において様々な困難に直面することがあります。

これらの困難は、発達障害の特性が要因となっているのですが、時にはこれらの困難がきっかけとなって新たな心理的な障害を引き起こすことも。

それは「ニ次障害」です。

これは周りの理解やサポートが受けられず、自分の特性に合わない環境で過ごすことで、強いストレスを感じてしまい、非行や引きこもりなどを起こす要因になります。

二次障害は、周りから叱られ続けることで自分に自信がなくなってしまい、自己肯定感が低くなることで引き起こしやすいと言われています。

しかしこの二次障害は周りの理解や環境によって予防することが可能なのです。

この記事では発達障害の二次障害の特徴や予防方法など解説しているので、ぜひ参考にしてください。

 

二次障害とは

ニ次障害とは、発達障害のある人がもともと持っている困難によって、さらに別の心理的または精神的な障害を発症することを指します。

例えば、発達障害のある子どもが学校での交流や学習に苦労することによって、不安障害やうつ病、自己評価の低下などを経験するケースがこれに当てはまります。

周囲の無理解が別の問題を引き落としてしまう、それが二次障害です。

 

二次障害の種類と特徴

二次障害には内在的障害と外在的障害の2種類があります。

そして二次障害にはそれぞれに特徴があります。

 

内在的障害

自分に対するイラだち、精神的葛藤などが自分に向けて表現され、大きな影響を及ぼす精神疾患や症状のことです。

 

外在的障害

  • 感情の不安定
  • 家出、イライラ
  • 他者への敵意、攻撃性
  • 暴力、暴言
  • 非行など

他者に対して影響を及ぼすような行動の問題のこと。

内在的障害と併せて起きる可能性もあります。

そしてこれは本人だけでなく家族も苦しませてしまう問題なのです。

このようなことが起きないようにするためには、家族や周囲の人達が、発達障害の特性を理解し、支えてあげることが大切なのです。

 

二次障害の特徴

劣等感

だめな子、困った子と言われ続けたり、笑われたりすることで大きな劣等感を持つようになる。

 

不登校

周囲に理解されない辛さやいじめ、勉強についていけない、友人トラブルなどが原因で学校に行かなくなる。

 

引きこもり・対人恐怖症

周囲な笑われる、からかわれる、一方的に怒鳴られるなどが引き金となるケースが多いとされる。

 

うつ・心身症

劣等感、周囲に理解されないストレスから心のバランスを崩し、頭痛、腹痛などを引き起こすことがある。

 

いじめる・いじめられる

周囲と馴染めない、会話が成り立たない、空気が読めないなどが原因で周囲から敬遠されいじめられることがある。

また常に叱られ続け、周囲に認められないことからなにも信じられなくなり、敵意、攻撃感情をぶつける。

このように周りのサポートや理解がないと本人にはつらい環境になってしまいます。

 

ちなみに我が家の4人兄弟の1人、サブローは中度知的障害で、療育手帳を持っています。

サブローのことは保育園でも話をして、本人にとっていい環境をつくってもらっているので、本当に感謝です。

保育園ではサブローに対して先生を1人つけてもらい、身の回りのサポートしてもらいながら楽しく過ごしているようで安心しています。

そしてなぜか女の子にモテモテです。

サブロー君だ‼と女の子が、3人ほど集まってきます。

そしてサブローもまんざらではない態度で笑って遊んでいます。

そんな周りからの協力とサポートにより、サブローは荒れることなく兄弟達と保育園に通っています。

このように、周りからの理解、対応があれば本人もストレスなく周りに馴染めているんだなと思いました。

 

\我が家のでこぼこ兄弟について詳しくはこちら/

【療育ママの体験談】発達障害に気付いたきっかけは言葉の遅れ。私たち家族が発達障害と向き合うまで

 

問題行動がでる前に、家庭でサポーをすることが大切です。

また親同士の交流会、勉強会、先輩の体験談なども開かれているので、ここで情報を集めるのもいいですね。

\ママ友交流や、子供と遊べるイベント交流はこちら/

【大阪市】一人で悩むママに子育ての悩み・孤独を相談できる支援センターを紹介

 

ADHD自閉症の二次障害の特徴

これらはあくまで目安となるので、必ずこの症状がでるとは限りません。

 

犯罪や非行に走りやすいADHDの二次障害

家や教師との信頼関係が崩れ、友人ともうまくいかなくなる子も多いです。

自分に自信がなく、生活に対する意欲を無くしてしまっています。

それにより、引きこもりや自分より弱い立場の人をいじめて気を紛らわせる行動をとったりします。

そこから非行やいじめに走ってしまうことが多いと言われています。

これらの行動は本人だけでなく、家族も苦しめてしまうことになるのです。

 

 

不安や身体症状がでやすい自閉症の二次障害

こだわりの強く、人付き合いが苦手、空気を読めない特徴があると言われる自閉症ですが、これは支援などによって軽減される可能性があります。

例えば、親、教師に叱られ続けたり、仲間はずれ、生活する中での失敗、挫折を繰り返し経験することで自分に自信がなくなってしまいます。

これらの強いストレスにより、二次障害として頭痛や腹痛などの身体症状。

不安やうつ、緊張など精神症状につながり、不登校や引きこもりなどに繋がることがあります。

この二次障害の対策は子供の特性に早く気づき、理解し支援をすることで、本人にストレスを感じにくい環境をつくることが大切なのです。

なので、気になる症状や不安があれば専門機関に相談する相手がいれば安心できますね。

 

ニ次障害は防止できる

二次障害は、周りの環境や周りのサポートによって防止することができます。

本人の抱える不安やストレスを少しでも減らすことにより防げることはしておきたいですよね。

また二次障害の問題が起きる前に周りが適切な対応をとることが重要です。

 

発達障害の早期発見と周りのサポート

発達障害の早期発見をして、専門の施設機関や周囲のサポートを得ることで二次障害を防止することができます。

もし、子供の発達について不安があったら専門機関や周りの人達に相談してみてください。

\子供の発達についての相談施設はこちら/

子供の成長と発達に関する不安や悩みは保健福祉センターに相談しよう

 

ADHD自閉症にはいいところもたくさんある

発達障害と聞くと大変そうなイメージなどありますが、良いところもたくさんあるんです!

例えば

  • 好きなものに熱中できるエネルギーの強さ
  • 困難なことがあっても立ち向かう強さやパワー
  • 直感力・瞬間的にひらめく発想の素晴らしさなど

私達では出来ないパワーや発想をたくさん持っているのです。

それを周りの人達が気付いて、育てる知恵をつけるために専門の知識のある機関に相談することをオススメします。

大阪市の発達相談などはこちら/

【大阪市】一人で悩むママに子育ての悩み・孤独を相談できる支援センターを紹介

 

まとめ

実は私はこの二次障害について調べるまで知りませんでした。

まだ我が家の子供達は小さいし、関係ないと思っていましたが、年齢に関係なく早く対策をしたほうがいいと知り、周りに頼るだけでなく私自身も頑張らなければならないと思い、今も勉強中です。

子供の発達や不安に思うことを話して、少しでも不安を減らしていきましょう。